你好☀︎
少し蘇州を離れていたら、急に肌寒い気候に変わっていました。
急遽クローゼットの衣替えをしているCocoです。
さて、本日は中国版新幹線、”高速鉄道(通称 : 高鉄)”についてです。
中国の高鉄さん。
日本の新幹線とは少し乗り方、待ち方などが違っています。
例えば・・・
その日のチケットを持っていればいつでも入場できるわけではなく、出発10~15分前にならないとホームに降りることができないんです。
そんな高鉄の様子を、今回は蘇州からですと1番気軽に遊びに行け、機会も多いであろう蘇州→上海バージョンでお届けしたいと思います✎ܚ
チケットの買い方
まずは高鉄のチケットを予約します。
私が使っているのは主に2つのアプリです。
”中国铁路12306”と”携程旅行”。
私はよく”携程旅行”を使ってチケットをとっています。
(以前の記事でホテル予約についても触れています☟)
なので今回は提携旅行アプリでの購入方法をご紹介。
中国铁路の方も大体同じです。
既にアプリを使い始めて時間が経ってしまったため定かではないのですが、最初に使うときに中国アプリお馴染みの携帯番号との紐づけ、同意などの必要があったかと思います。
パスポート写真をアップロードしての実名認証登録も私はしています。
しなくても使用できたのですが、これをした方が後々ランクアップした時などの恩恵が受けられます。
上の右の写真にある、「国内・国际火车」から「国内」を選ぶと、中国国内の高鉄です。
- 単程→片道
- 往返→往復
です。
出発駅、到着駅、日にちを選択して検索(查询)します。
すると色んな便が出てきます。
蘇州市や上海市にはいくつか高鉄の駅が存在するので、下の左側の写真の赤丸部分にあるように、駅名をクリックすると、市内にある他の駅は出てこなくなり、その駅に停まるものだけが表示されます。
仅看有票をクリックすると、チケットがすべて売り切れてしまった便は表示されなくなります。
上のランクから順に商務・一等・二等・无座(座席なしの立ち乗り)と車両は等級別に分かれていて、それぞれ値段が変わってきます。
その他に硬座・軟座・硬卧・软卧(寝台車)などもありますが、上海に行くには時間がかかるためあまり利用しないかと思います。
それぞれの下に、緑色で有票、2张(数字は残りの枚数)など表記されています。
抢は、残念ながらすでにチケットは売り切れで、キャンセル待ちをする状態です。
それらをクリックすると購入画面に進めます。
キャンセル待ちをする時はプラスで料金を払うと購入できる確率が高まるようです。
※キャンセル待ちをする時も先に料金を支払います。
次に、+添加乗客でチケットを購入したい人の情報を入力します。(左上の画像参照)
主にパスポート情報です。
自分の分だけでなく、家族や友人などの分もパスポート情報をスキャン、登録しておけば、一緒に席を取ることができます。
一度登録しておくと、次回からは選択するだけになるので便利です。
乗客を選択すると、その人数分の希望座席を選択することができます。(右上の画像参照)
5歳以下の幼児は、座席なしであれば大人一人につき一人まで無料で乗車することができます。
※無料乗車でも無料乗車を選択し予約が必要です。
幼児にも座席をとりたい場合は、料金を支払い席をとることができます。
子供料金は大体大人の半額くらいです。
※中国铁路12306のアプリで購入する場合は、同時申請ではなく、大人のチケットを購入した後に、5歳以下の無料乗車の申請ができます。
有料ですが、車両や入り口の近くなどの座席も希望することができます。
また、車内がうるさいのが嫌だ~
という方は、静音车厢というところをクリック!(左下の画像)
こちらの車両は『静かにしてくださいね~』という煩くするのが禁止な車両なので、大きい声で話していると車掌さんに注意されるそうです。
また、私が提携旅行を好んで利用しているのは、智能中转という機能を気に入っているから!(右上画像参照)
これは、自分の希望するチケットが売り切れな場合の代打案を出してくれるんです。
その他にも、2駅分多めに買えば同じ便を買えるよ~、などの案も出してくれるので便利だなと思っています。
これ以外にも色んな使い方はありますが、基本はこんな感じです。
ちなみに当日は、チケット発券の必要はなく、登録したパスポートで入場、乗車できます。
乗り方(蘇州駅)
タクシーでそのまま苏州站に向かう方もいるでしょうが、地下鉄からの乗り換えバージョンで進みます。
地下鉄の苏州火车站から、高鉄の苏州站へ歩いて乗り換えできます。
他の出口からも行けますが、地下鉄の2出口が便利です。
エスカレーターで地上へ上がり、改札を出たら左方向にある2b出口へ進みます。
進んでいくとまたエスカレーターがあるので、上がっていきます。
地上に出て2b出口をでると右手に青い看板”进站口”。
こちらを進んでいくともう高鉄乗り場は目の前です。
夏休みや国慶節などの長期休み時は混雑回避のためか、こちらの入り口は封鎖されています。
ので、曲がらず一回外に出て、ぐるっと右は大回り。
一度外側に出てから、中に入り直すイメージです。
【苏州站】の大きな看板が見られるので私はわざわざ外へでて、看板を拝んでから高鉄乗り場へ向かうことが多いです。
小さい子連れなので時間に余裕持ってきてる事が多いしね。
そのまま巨大な【苏州站】の看板の下を目指して、中へ入ります。
連休の時などは、ここで20分ほど並ぶこともあるようなので、余裕をもってくることをおススメします。
中に入るとすぐに改札があり、中国の方はカード型の身分証をかざして入場します。
が、私たち外国人は身分証ではなくパスポートなので、『人工通道』と書かれた方へ進みます。
そちらにあるカウンター『实名验证』の係の方にパスポートを渡すと、手続きをしてくれ入場できます。
※無料乗車の子どもは、パスポート確認なしにスルーされることも…。
お次は身体検査&荷物検査です。
国際線の飛行機に乗るのと同じような検査です。
そこを抜けると、高鉄の時刻などがのった掲示板が目の前にばーんっ。
上の写真の一番上の部分は、それぞれ
- 车次→便名
- 终到站→どこ行きか(終着駅)
- 开点→発車時間
- 候车室→待機する場所
- 检票口→(中に更にある)ホームへ入るための改札の番号
- 状态→状態(停止检票:入場終了、 正在检票:改札で入場チェック中、 正在候车:入場チェック待ち)
蘇州駅は待機する場所はすべて2楼(2階)なので、2階へ上ります。
するとこんな感じの開けた空間。
人はわんさか~
エスカレーターを上がったところに、中国移動や支付宝、提携旅行などのビップルーム的な待合室があるので、それぞれランクを満たしている方は、利用することができます。
特にない一般旅客は、そのまま椅子で待つか、中2階的なところにマックやスタバ、ケンタッキー等が入っているので、ご飯を食べながら待つこともできます。
が、割高な駅価格です。
下の写真の黄色いまるで囲んである2B・3A・3Bなどと書かれたところが检票口。
ホームへ降りられる改札のような場所です。
先ほどボディ&荷物検査を終えたところの掲示板にあった检票口に書かれていた場所に向かいます。
检票口から入場できるのは出発10~15分前なので、そのくらいの時間には近くにいるようにしましょう。
ちなみに、商務座席車両のチケットを購入した人は、専用の待合室があるのでゆったり待つことができます。
ホームへ入場できる時間になると、アナウンスが流れます。
ここでもパスポートでのチェックが必要になるため、『人工通道』とかかれた看板のある列へ並びます。
パスポートは、ツルツルの顔写真のあるページをスキャンするので、そこを開いておくとスムーズです。
(この列は一番並ぶのでオタオタしていると後ろからの圧が凄いです。)
ここを通り抜けるとやーーーーっとホームです!
ちなみに、こちらの检票口は発車3分前には閉まり入場停止になりますので、遅れないように注意しましょう。
ホームに降りると電光掲示板に黄色地标や绿色地标といった表記がでているのですが、地面に何号車という表示があるので、指定されている色の号車表示を見て、自分の座席のある車両の場所で待機します。
ゲートがあり、高鉄車両が到着するとゲートがあがり入れるホームと、そもそもゲートなどないホームがあります。
日本と同じでゲートを増設している最中なのかもしれません。
高鉄車内
下の写真の車両は、二等車両です。
二列シート・通路・三列シート、といった並びです。
一頭車両は二列・通路・二列です。
私は主に二等座席に座っていますが、日本の普通の新幹線とほぼ変わりのない印象です。
たまに電話や機械音の音を出す人もいますが、思ったより静かで毎回びっくりしています。
5歳以下の幼児は、改札のチェックでスルーされることが多いので、「チケットの予約は登録必要ないのでは?」と思うこともありました。
が、たまに車掌さんが「身分証を出してください~。」とランダムでパスポートチェックをしに来ます。
その時には幼児の分もチェックされたので、ちゃんと登録しておいて正解だったかと思いました。
お手洗いや洗面、ごみ箱なども、大体日本と同じ感じで設置されています。
お弁当や飲み物、お土産をカートで売りに来たり、ごみに関しては清掃の方が定期的に回収に回ってきてくれるので座席で捨てることができ快適です。
上海駅
そんなこんなで、上海駅に無事到着〜
ホームはこんな感じです。
電光掲示板の文字が飛んでしまっていますが、”欢迎上海站”的なことが表示されていて、「ここは上海だ~!」嬉しくなります。
人の流れとともに出口へ向かうと、すごい人。
祭りかな?
といった状態の中、ゆっく~りと進んでいきます。
そのまま上海駅を出る場合は左手へ、地下鉄の乗り換えに進む場合は右手へ進みます。
ここの改札はパスポートの写真の面をピッとかざすと通行できます。
こちらにも人工通道があるので、そちらに並ぶとスムーズです。
さらに進むと、地下鉄の改札があるので、そちらでは交通カードなり各種地下鉄のミニプログラムなりで通過できます。
さて到着してばかりですが、蘇州に戻ります 𓅯
こちらは上海駅の南口です。
私は北口から入場したことはないのですが、きっと似たような感じかと思います。
上海駅でも日本人はお馴染みの人口通道を探し、そちらからパスポートで入場します。
どこの高鉄駅も基本も同じです。
上海駅は蘇州駅より大きいので、候车室(待機する場所)が少し細かく分かれています。
こちらも蘇州駅と同じく掲示板に案内されていますので、自分の乗る便をチェックして指定の場所へ向かいます。
上海駅は少し早く出発15分前からホームへの入場開始になることが多いです。
こちらの检票口もパスポートで潜り抜け、蘇州への高鉄へ乗り込みます。
途中どこも停車しない(新幹線ののぞみ的な)便をえらべば、ものの25分で到着です。
日帰りでぷら~っと遊びに行ける距離です𓅛𓅹
注意点
そんな感じで、一度乗ってしまえば大体要領はつかめると思います!
- パスポートを必ず持参。
- 時間に余裕をもって駅に到着しておく。
- 5歳以下で無料乗車の場合も無料乗車の登録をしておく。
くらいでしょうか。
蘇州が地元の方に聞いたところ、「長期連休中に高鉄に乗るときは、その地下鉄駅に40分前に着いてたら安心だよ。」と教えてもらいました。
それでは皆さま、良い旅を~*˖ ɛïɜ*
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